毎日のシャンプーやブラッシングのたびに、抜ける髪の毛の量に驚くことはありませんか?髪の毛が抜けるのは自然な生理現象ですが、その量がいつもより多いと感じたり、急に抜け毛が増えたと感じたりする場合は、何らかのサインかもしれません。今回は、髪の毛が抜ける主な原因と、そのメカニズム、そして適切な対処法について詳しく解説します。私たちの髪の毛は、「ヘアサイクル」と呼ばれる周期に従って成長し、抜け落ち、また新しい髪が生えてくるというサイクルを繰り返しています。このヘアサイクルは、成長期、退行期、休止期の3つの段階に分けられます。成長期は髪が最も長く太く成長する期間で、健康な髪のほとんどがこの段階にあります。退行期は成長が止まり、休止期へと移行する準備期間、そして休止期は髪が抜け落ち、次の新しい髪が生えるまでの準備期間です。通常、1日に50本から100本程度の髪の毛が抜けるのは、この休止期に入った髪が自然に抜け落ちているためであり、心配する必要はありません。しかし、このヘアサイクルが乱れたり、何らかの要因で抜け毛が増えたりすることがあります。髪の毛が抜ける主な原因は多岐にわたりますが、代表的なものとして「生活習慣の乱れ」が挙げられます。栄養バランスの偏った食事は、髪の成長に必要な栄養素が不足し、健康な髪が育ちにくくなります。特にタンパク質、ビタミン、ミネラルは髪の主成分となるため、不足すると抜け毛につながりやすくなります。睡眠不足も成長ホルモンの分泌を妨げ、ヘアサイクルの乱れを引き起こします。また、過度なストレスは自律神経の乱れや血行不良を招き、頭皮の健康状態を悪化させ、抜け毛を増加させる要因となります。「不適切なヘアケア」も抜け毛の原因となります。洗浄力の強いシャンプーの使用や、一日に何度もシャンプーをすること、すすぎ残し、ドライヤーの熱によるダメージなどは、頭皮環境を悪化させ、抜け毛を誘発する可能性があります。また、髪を強く引っ張るヘアスタイルを続けることで起こる「牽引性脱毛症」も、特に女性に多く見られる抜け毛の原因です。さらに、「ホルモンバランスの変化」も女性の抜け毛に大きく関わります。出産後の急激なホルモンバランスの変化による「分娩後脱毛症」や、更年期に入り女性ホルモンの分泌が減少することで起こる抜け毛は、多くの女性が経験するものです。
髪の毛が抜ける原因とは?知っておくべきメカニズムと対処法